25.May.2002
 今日は素晴らしい天気だ。雲一つない青空、しかも空気はカラッとしている。まさにナイスデイである。ハワイってこんな気候なのだろうか?
 画廊での展覧会は午後からなので、午前中は画廊の近所を散歩することにする。沖縄らしい風景を写真にと撮りたいからだ。
 沖縄の市街地には、NHKの朝の連ドラ「ちゅらさん」に出てきたような沖縄っぽい家はなかなか見当たらない。赤い屋根瓦に白い漆喰、柱だけで仕切りが少なく、家の中を風が吹き抜けるような家は、プライバシーのことやエヤコンに頼り切った生活を考えると、市街地には不向きなのだろう。これは余談だが、「ちゅらさん」で古波蔵家の那覇の家の建つ場所は、那覇でも高級住宅街の一等地で、古波蔵家が住めるような場所じゃないという話を聞いたことがある。
左、沖縄らしい家とその後ろのアメリカ風の洒落た家とマンション。
右、古い家を改造したらしいカフェレストラン。
 午前中でもさすがに沖縄、日ざしが強く暑い。でも今日は空気が乾いているせいか、日影に入ると涼しく、風が気持ちが良い。 沖縄らしい風景を探しながら、路地があると入って見るが、個人の家の庭先や玄関に突き当たり、行き止まりの道が多い。しかしどの家の周りにもハイビスカスなどのきれいな花が咲いていて、沖縄らしいといえば沖縄らしい。
路地に入って突き当たった家の庭先。沖縄は坂道が多い。感じのいい坂道を上って行くと人の家の庭先に出る。
 散歩していて感じる光の強さ、風、庭先や道路脇に咲くきれいな花たちを見ると沖縄だなーと感じるのだが、人々の暮らし方は日本中が同じになってきているのだろう。私が沖縄らしい所ばかりを探して散歩したように、探せば「ちゅらさん」で見たような沖縄らしい暮らしはあるだろうが、ただ当たり前にぐるっとあたりを見渡してみれば、日本中が同じになりつつあるのが良く判る。
沖縄らしい風景。
庭先においてある水上バイク。
御存じシーサー。
 北海道沖縄開発庁という省庁があるくらいだから、沖縄では開発が盛んに行われているのだろう。沖縄に住んでいる人にとってみれば、経済が発展して、生活が便利になり暮らしが豊かになることを歓迎して当然だと思う。埼玉県に住む私がとやかく言う筋合いはないのだが、せっかく沖縄に来たのだから・・・と思ってしまうのだ。
 沖縄も、北部のヤンバルや南部にはまだ沖縄らしい風景が数多く残っているらしい。画廊での展覧会が終わったら車で沖縄一周をすることになっている。どんな沖縄が見られるか楽しみだが、時間があまりないので、おそらく車窓から眺めるだけになりそうだ。
今の沖縄を象徴する風景。
 画廊での展覧会は今日で二日目。デモンストレーションは3時と5時の2回だ。今日は天気がいいし、基地の中では何か大きなイベントがあるというので、展覧会にどれだけの人が来てくれるか、ちょっと心配である。
 昨日はレセプションだったので、原則的には子供抜きだったが、今日は沢山の子供達が来てくれた。日本の社会では、こういう展覧会に子供達が大勢来るというのは考えられないし、ましてや子供が版画を買ったり、親が子供に版画を買ってあげるなどということはないと思う。こういう生活文化は日本人も真似をするべきかも知れない。
子供達は最前列に座り、1時間以上
飽きることも騒ぐこともなく熱心に
見てくれた。子供達はみんなキラキ
ラしていてすごく可愛い。

  
左、道路脇にマメのさやを実らせた草むら。
右、名前は判らないが南国を感じさせる花。