24.May.2002
 学校でのデモンストレーションも今日の午前中2回で終わりだ。今日の学校はボブ・ホープ スクールという名前で、ハリウッドの喜劇スター、ボブ・ホープに因んで付けられたらしい。職員室の入り口にボブ・ホープの写真が飾られていた。今日の生徒は幼稚園児らしい。
 幼稚園児ではおそらく飽きてしまうだろうと思ったが、木版画を見るのが物珍しいのか、何をやっても歓声をあげて喜んでくれる。こちらが苦笑してしまうほどだ。
   今日のデモンストレーションもまあ好評のうちに終わることが出来たようだった。後片付けをしていると、3年生ぐらいの少年がやってきて、モジモジしながら質問をしていいか聞きに来た。小さい声で質問するので、何かと聞き直すと、恥ずかしそうに行ってしまった。
 この3日間基地内のアメリカの学校を回ったわけだが、日本の学校とは明らかに違う印象を持った。いま日本の学校では、週5日制や、創造性のある学習とか、ゆとりのある学習とか、受験一辺倒の教育から変わろうとしているようだが、もっと根本的な所が変わらないとダメなような気がする。それが何かは私には判らない。
幼稚園の可愛い子供達。反応が元気でいい。

カフェテリア。基地の中はアメリカだ。
 今日で学校のデモンストレーションはすべて終わった。今日の夕方からは画廊での展覧会とデモンストレーションが始まる。今夜はオープニングレセプションがある。
 とにかく学校での仕事が終わって一段落。昼食はショッピングモールの中のカフェテリアで何か食べることになった。カフェテリアはピザ、タコス、サンドイッチなど色々なファーストフード店が並んでいる。中は大変な混雑で座る場所を確保するのも大変だ。カフェテリアの入り口には、中学生ぐらいの男女がたむろして騒いでいた。中には奇抜なファッションの子がいて、エイミーさんが「うちのマギーがあんな恰好をしたら、私は泣いてしまうわ」と言って顔をしかめていた。
 アメリカ人は良く食べるし良く飲む。ピザやサンドイッチのサイズは日本のものとくらべるとかなり大きい。飲み物も、レギュラーサイズが日本のラージサイズより大きいぐらいで、ラージサイズは小型のバケツである。太った人が多いわけだ。しかし軍隊では太った人は自己管理が出来ないとして退役させられてしまうから、エクササイズやジョギングが欠かせないらしい。
カフェテリアの中と入り口にたむろしている中学生。幼児用のメリーゴーランドに大勢で乗って騒いでいる。
 3日間学校でデモンストレーションをやったのは、今日から始まる画廊での展覧会を生徒や先生にお知らせするという目的もあったわけで、画廊としては今夜からの3日間が勝負ということだ。夕方5時からレセプションとデモンストレーションが始まる。
 デモンストレーションが始まると一番前に昼間質問をしに来た少年が座っていた。彼は学校では学年が違うからデモンストレーションを見ることが出来なかったので、今日のレセプションに来てもいいか聞きに来たのだろう。本来はレセプションには子供を連れてこないことになっているらしいが、彼は私にOKを貰ったつもりで来たのに違いない。それほど興味を持ってくれたのだとしたら、感動ものである。
毎日、周りはアメリカ人ばかり。英語疲れがピ−クに達した。
 毎日、周りはアメリカ人ばかりだから、会話は英語だ。中学、高校と私は英語が苦手だった。高校では200点満点でいつも30点台だったし、大学では英語で1年留年した。もっと一所懸命英語を勉強しておけば良かったと、版画が仕事になったとき後悔した。知り合いの翻訳家に努力しないで英語が判るようになる方法はないかと聞いたら、常にFENを聞いていればいいと教えてくれた。それ以来仕事のBGMはFENにしていたら、5年前に沖縄に来たとき、英語が判るようになっていた。これには私も驚いた。今回は日常的な会話なら何とかこなせるぐらいには上達している。恐るべしFEN!しかし相当集中して話を聞いているのだろう?3日目ぐらいになると頭が疲れて英語が頭に入って来なくなり、何をいっているの判らなくなる。頭が英語を拒否するのだ。

  
沖縄では道路脇に南国の植物が生えている。
あたりまえか!?
道ばたに咲く花たち。