日本では数十年ぶりに阪神タイガースが開幕ミラクル数連勝!そして政界では鈴木宗男から田中真紀子、更には辻本清美へとバッシングリレー。はたまた「みずほトラブル」が相次いで起きていた2002年4月上旬…。
そんな時、俺に久々海外旅行のチャンスが巡ってきた。
前回のスペイン・モロッコ旅行(「ちょっとモロッコまで」)は2000年の9月に帰国したわけだから、およそ1年半ぶり!久々の海外旅行ってやつだ。台湾、中国、韓国・・・といろいろ迷ったが俺が選んだのは…!東南アジアの代表国!タイランド!
暑そうな国、トムヤムクン、タイ米、王様と私、タイのおねえちゃん、バンコク…、たぶん仏教国だったような・・・。
一回スペインに行く時にトランスファーの際、数時間だけ入国した事がある・・・。
ま、そんな感じに「なんだか知ってるようであんまり知らない国」、タイランド。
でもなんかタイ旅行経験有りの人のの話を聞いてると、メチャ面白くてハマるらしい。リピーターも多いって言うし…。とりあえずそんな面白そうな国は行っとくしかない!ってことで、思い立ったが吉日!翌日には格安航空券をGETし、その次の日にはもう飛行機に乗っていた。(格安航空券4万4000円チャリーン!)
(ニッポン放送でディレクターやってます)
用意するもんなんか、なんにもなし。パスポートと着替えと水着があれば十分。
今回はチャリンコもないし、期間もたったの3泊5日。自分でもビックリするほど、あっさりとした荷造りだった。
さて4月10日当日はお昼12時ちょっきりのフライト。最近は便利なもんで、我が家がある街「吉祥寺」から
成田への直行バスがある。3000円とお値段もそれなりに納得!適当に寝てたらあっという間に成田へ到着した。
成田についてまずやるべきことは、チケットをGETすること。
あのズラーと並んで、カウンターでチケットをもらって荷物を預ける作業だが、その並んでる時に、前の前にいたオヤジがいきなり話しかけてきた。
「おい!君はバンコクか!一人か!」
「は、はい」
「ちょっと手伝ってほしいことがある、後ででいい」
「は、はあ」
なんとも無礼なオヤジである。まだ出国もしていないその時の俺だが、後々このオヤジとの出会いは今回のタイ旅行の大半を占める重要な出会いになる。ま、しかしその時は…
「うっぜぇなぁー!こういうオヤジは海外でも訳わかんねーんだろうなー。」
・・・なんて思いながら、列をどんどん進んでいくとオヤジが一言。
「荷物が一人だと重量オーバーなんで、預ける時一緒にいてくれ!横にいてくれればいい。」
なるほど確かに重そうな荷物をたくさん抱えている。「変なオヤジ…!」と思いながらも、俺の片手にはオヤジの重いボストンバッグがぶら下がっていた。気が付いたら俺とオヤジは二人旅状態。オヤジの荷物をカウンターで一緒に預けると、俺達は空港内のレストランで飯を食っていた。
話を聞いてみると、オヤジは現在63歳。(俺のオヤジより年上じゃねーかー!)
日本で中古車の販売をしているやり手の実業家っぽい。タイに俺より若いタイ人の愛人がいて子供もいる。
さらに今年秋から二人(オヤジ&愛人)は正式結婚してにオヤジはタイに住むらしい。
「日本の政治は茶番だ!日本の技術が優れていたのは数年前までのこと、現在は落ち目だよ。今のアジアの勢いはスゴイぞ!」
などとブツブツ言いながらそのオヤジは飯を食っていたが、その話にはなぜか説得力があり
さっきの訳わからないオヤジさかげんは既に消え、ぶっとい年輪を感じる歴史の生き証人の様な存在感をかもしだしていた。
飛行機が離陸した後でも二人は仲良し旅行パートナー状態。。世界情勢、世界文化、日本について、など一通り語りあっていたが最終的には「バンコクでホテルをとってないなら、今夜は家に泊まりなさい!」ってな感じで、その日俺はオヤジの家に泊まる事が決まった。相変わらず俺の旅は成り行きまかせ・・・。
ちなみに我々が乗った「エア・インディア」は、バンコク経由のインド行き!
スチュワーデスさんも男性もみんなインド人で、なぜかやたらボリュームたっぷり!みんなデブ。
機内食は決してうまいとは言えないだろう。(ま、およそ6時間の辛抱…)
そんなことを考えているうちに、気がつくとバンコクに到着していた。
そして飛行機を一歩でると、「モア〜〜〜〜〜〜〜!」。とてつもない蒸し暑さだ。
なにしろ4月のタイは真夏。一年で一番暑い時期らしい。平均気温も30度以上。
ま、でも暑いところは苦にならない俺にとっては、むしろ中途半端な日本の春よりも心地よい感じだ。
さて、出国手続きを一通り済ませ、久々のバンコク!しかしいつもの旅行と違うのはその日の俺にはお出迎えの人々がいる。
ま、正確にいうと俺ではなくオヤジのお出迎えだが。奥さんに子供達3人、おまけに運転手。
運転手ゅ〜!?「おいおいこのオヤジ現地じゃ、かなりの金持ちじゃねーかあ!」相変わらず謎なオヤジであった。
こんな感じに今回の俺のタイ旅行の第一歩は、今までにない珍しい出会いと出迎えから始まるのであった。