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レストランの隣にはバーがあって、晩飯の後はそこで話の続きを楽しむのだが、ホノルル経由で時差ボケ気味の僕たちはバーをあきらめてさっさと寝ることにした。レストランの外に出ると大きな満月が椰子の木立の上にポッカリと浮かんでいて外灯もないのにとても明るい。部屋に戻って借りてきた消印の掃除をしながら今年もここまで来れたな〜としみじみとしていると、隣のトラの部屋から悲鳴がする。見に行ってみるとゴキブリがいただけだった。ゴキブリは可愛い方で、大きな野ネズミも沢山いるし、時期によっては手の平大のサソリが出るという話を聞いた。サソリだけあって刺されると危ないらしい。自分の部屋に戻ってベットの下をチェックしてサソリがいないことを確認して、歯を磨いていたらシャワールームからなにやらガサゴソと音がする。覗いてみるとシャワーパンに20cm程はあろうかという大きな赤手蟹がハサミを振り上げてこちらを威嚇している。シャワーパンに落ちてその10cm程の立ち上がりが越えられないのだ。お腹には卵を一杯に抱えているのでどこかに産卵に行く途中でここに迷い込んだらしい。
しょうがないので捕まえて波打ち際に連れて行く。海の音の低い轟きは夜になってもかわらずに続いている。その中を甲高い鳴き声をあげてアジサシが風にながされていくのがよく見えるほど月の明るい夜だった。 |
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島には無数の赤手蟹が生息している。ホテルでは蟹料理は出ないが、島の人達は上手に料理して食べている。結構旨い。
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