|
大抵飛行機はサービスフライトで島を一周してから着陸する、国際航空法というのがあって事前に提出したルートしか飛行できないということを誰かが話していたが、レーダー施設も管制塔も無いこの島ではお構いなしだ。そこそこの大きさのジェット機が、その影をはっきりと地上に写しながら超低空飛行で島の上を旋回する。ジェットコースターなみのGを感じながら必死に写真を撮る。
水たまり以外には、風化した珊瑚礁から出来た白い砂の部分と、緑や茶色の草が生えている場所、高さ2m程の灌木が集まっているところ、そして人間が住み着くようになってから始まったヤシの木のプランテーション、の4つのテクスチャーを見ることが出来るが、水たまりを含めてどれも地上ではお目にかかったことのないモノばかりなので、結局着陸してからも、さっき見たなんだか良く解らない不思議なテクスチャーから受けた印象が変わることはない。でも、考えようによっては最初に?が頭に溢れた方が、その後の島での生活は面白いものになる。
パイロットは目視で滑走路を見つけて着陸する、少し下にあった椰子がぐんぐん迫ってきて、椰子の向こうに見えた太平洋の深い青色が見えなくなるといよいよ着陸である、凸凹の滑走路からは物凄い震動が伝わってくるのだが、今回はずいぶんスムーズに滑走している、不思議に思って聞いてみると滑走路を舗装し直したとのことだ。ついでに側灯もつけたので夜でも着陸出来るようになったらしい。半年ほど前、海で遭難者が出た時にコーストガイドが夜間の着陸に成功している。
|