当時はNYの同時多発テロから1年半、バリでテロが起き、イラクで戦争が起きていました。
世界最大のイスラム教国インドネシアでのさまざまなウワサが飛び交っていました。アメリカ製サーフボードを持っていて襲われたとか、Tシャツ着ていて殴られたとかです。そんな中で新型肺炎のニュースも広がっている最中の旅となりました。
 成田からバリ経由でジャカルタへ。インドネシアに肺炎はまだ飛び火する前でしたが空港はマスクをした人がいっぱいでかなり不気味でした。空港からは旅行社の手配した車で6時間の夜のドライブ。交通事情の酷さはバリ島を遥かに上回ります。道は細くくねくねと曲がっていて、行き交うドライバーは皆自分がシューマッハにでもなったつもりなのか、前に車がいる限りどんな細道だろうが、対向車が迫ろうがアクセル全開で追い越しをかけて行きます。片側1車線をトラックが真っ黒な煙を吐きながら塞ぎ、その横をお客満載のベモ(スズキの軽1ボックス改造の乗り合いバス)が苦しそうに追い越していき、乗用車やミニバンがそれを追い越すという2重追い越しです。命が幾つあっても足りなくなりそうです。深夜2時、ようやくチマジャのホテル「デサ・リゾート」に着いたときはもうぐったりでした。

 屋外にあるホテルのフロントでチェックインしました。ふと見上げると壁一面にゲッコーの模様があります。熱帯らしい壁紙だなあと思って近づくと、無数の本物のゲッコーが蠢いていました。部屋に入りとりあえずシャワーを浴びることにしました。バスルームのシャワーヘッドが取れてると思ったら水道管はただの竹の筒でした。不安定な湯温のシャワーを浴び、荷物も解かずに早々にベッドに潜り込みました。
今回はかなりWild & Heavyな旅になりそうな予感がしました。