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ウブドゥにあるヴィラに滞在して何日目かの朝。今日は少し寝坊をしてしまったので、レストランへは行かずに部屋で朝食を摂ることにした。
コケコッコー、コケコッコー、コケコッコーと、ニワトリが鳴いてる。ミィ〜ン・ミンミィ〜〜ンと、セミも鳴きはじめた。
僕は部屋から出て外にある“ガゼボ”へ行き、そこでまたゴロンと横になる。そして遠く正面にあるライス・テラスで、すでに働いている農家の人たちを眺めてみたりしていた。
正面のライス・テラスと言っても距離はかなり離れている。働いている人たちは、米粒くらいにしか見えない。でもよ〜く見ると、みんな麦わら帽子のようなものを被っている。
一段、二段、三段と、ゆっくりと田んぼの段々を数えてみたりなんかしてみる。途中バナナの畑なんかもある。バナナの木の大きな葉っぱが、風でゆらゆらと揺れているのも見える。
なんて静かな朝なんだろう。僕は、まだまだ夢の中から完全には抜け出せない頭の中で、ぼんやりとそんなことを考えていた。
ピンポ〜〜ン。部屋のチャイムが鳴って、オーダーした朝食がどうやら到着したようだ。目玉焼きにソーセージ、何種類かのパンにコーヒーとオレンジジュース。僕は頭の中で届けられる朝食を思い浮かべる。
ハッピー・バースデー!!えっ!?あれ!?ハッピー・バースデー!!ものすごく大きなチョコレートケーキ。ハッピー・バースデー!!えっ!?あれ!?
僕は完全に目が覚める。そうだ。今日は僕の誕生日なのだ。ケーキを運んで来てくれたホテルのスタッフたちと握手を交わす。サンキュー、テリマカシー、どうもありがとう。
髪の毛ボウボウ、上半身ハダカの僕の目の前に、デッカなチョココレートケーキが置かれた。
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