「漂着物というと、なんとなくロマンの響きがありますが、それは海流によって遙かなる八潮路を運ばれてくる東南アジアの果実、種子、玄海沿岸や河川からのゴミとさまざま。でも、熱中すると、たとえそればゴミであろうとも、もうゴミではなく、手に取らずにはいられないものになります。道具などは不要になって捨てられたものですが、漂い、岩に打たれ、砂にもまれながら、いつしか角がとれ、本来の目的を失いながら、違った美しさを醸し出すのです。」