Report-13
健康:食事について
 なんといっても健康の元は食にある。何しろ食物を食べなければ人は生きてゆけないのだから。誰でも毎日必ず何かを食べる。お腹が空けばそれを満たすために、または食事の時間になったという理由で食卓につき食事をする。生きている限り人はこの行為をくり返す。日常となった食するという行為を軽く考えてはいけない。なぜなら、日々のこの行為の積み重ねが健康を大きく左右するからである。
 食べるという行為で人が得ているものは、行動のエネルギーの元となるカロリーと、身体を作り上げている細胞を健康に保つ栄養素だ。カロリーは何を食べても比較的簡単にとることができるが問題は栄養素の方だ。細胞を健康に保つ栄養素としてビタミン、ミネラル、アミノ酸、合わせて40種ほどの栄養素が必要不可欠とされている。これらを必須栄養素というが、そのどれ一つが不足しても細胞が健康でいることは出来ない。問題はここにある。人は常にこの40種類の栄養素を不足なく取り続けなければ健康に生きてゆけないということなのだ。
 食物に含まれる栄養素は食品それぞれまちまちで、一つの食品で必須栄養素のすべてを含むというものは無いと言っていいだろう。だから我々は色々な種類の食品を食べなくてはならない。どんな食品にどんな栄養素が含まれているかを知り、必須栄養素がもれなく摂取できるように日々の食事のメニューを構成しなくてはならない。
 食事といえば料理したものを食べるわけだが、料理の仕方で食材に含まれる栄養素が変化したり壊れたりしてしまうので、食材に対する料理の仕方というのも重要になってくる。食事から必須栄養素を不足なく取り健康に生きるためには、食材とその調理法に対する知識が必要とうことになる。
 最新の栄養学にもとづき健康に生きるための食材および料理法を研究し実践している人がいる。作家で栄養、料理研究家の丸元淑生氏だ。氏は小説の他に栄養学、料理の本を多数出筆している。それらの本の内容は論理的かつ実践的なもので、非常に説得力に富み、健康的な食生活を始めるのにとても参考になる。
『いま、家庭料理をとりもどすには』中公文庫
『悪い食事とよい食事』新潮文庫
現代人の食生活の問題点を最新の栄養学にもとづき指摘、改善策を提案する。
健康にとっての食事の善し悪しを見分けるための本。
『三十歳からの食事学』廣済堂出版
『キッチン・バイブル』講談社ニューハードカバー
健康に生きるための食事への改善方法を教えてくれる。
からだによい料理は正しい道具と台所から、料理の道具を写真と図説でわかりやすく紹介。
『丸元淑生のシンプル料理』講談社
『丸元淑生のシンプル料理2』講談社
健康な料理のメニューとレシピ集。写真で詳しく解説。
健康な料理のメニューとレシピ集。写真で詳しく解説。
 丸元氏の料理、栄養学に関する著書は上記の他に、『新・家庭料理』『続新・家庭料理』『丸元淑生のシステム料理学』『丸元淑生のスーパーヘルス』『おいしく治そう』『丸元淑生のクックブック』『豊かさの栄養学』『最新ミネラル読本』などがある。いずれもわかりやすく実践しやすい内容となっているので、ぜひ読んで自分の食生活を見直し健康的な食生活に改善してほしい。