Report-1
土地について
 私がパラダイスラブを開くための土地探しの条件として考えていたことは、当然パラダイスラブでの暮らし方につながっている。私がパラダイスラブに漠然と抱いていたイメージは、まず自然環境が厳しすぎないこと。自給自足が可能な土地であること。なるべく多くのスポーツがそこで楽しめることなどである。ではアラハレイクの湖畔を選んだ理由を説明しよう。
 私が選んだ土地は、サンセットビーチの背後にある山に向かって緩やかな上り傾斜になっている広さおよそ30万坪の土地だ。北回帰線上にあるので、夏至の日の太陽は土地の真上を通る。つまり1年中日当たりが良いということだ。アラハレイクに面しているし、土地の両側を川が流れているので、水に不自由することはない。もっともポレポレ島は伏流水が多い島なので、どこを掘っても水が出る可能性は高い。周りをゆったりと山に囲まれているので、島の東側のように雨や風が一年中吹き付けることもなく、自然環境は穏やかといえる所だ。
 自給自足については、まず食料の自給を考えたときに、農業的条件は完璧に充たしていると思うし、酪農をやる広さも十分にある。湖、川、そして海にも近いので魚介類も簡単に手に入るだろう。エネルギーの自給に関しても、ソーラー発電、水力発電、風力発電とどれをやるにも実施可能な条件にあると思われる。ただし燃料の自給に関しては未定で、これから考えて行かなければならない。
 私は精神活動の中で、遊ぶという精神活動は非常に重要だと思っている。遊ぶという心が人類の文化を創ってきたと思っているからだ。スポーツは遊びであるし、体にもいい。パラダイスラブに住む人はスポーツが大好きで、何らかのスポーツにのめり込んでいる人が多いと思うので、スポーツフィールドが充実していた方がいいだろう。選んだ場所は、ノースバックまでおよそ5キロ、アラハレイクや川もあるから、マリンスポーツをはじめ水関係のスポーツは全てできる。山関係は、トレッキングはもちろんハードな登山、ロッククライミングをするにも、マウントキサへの登り口が近いので便利だし、真冬にはマウントキサの頂上でスキーもできる。ノースバックとアラハレイクに挟まれた山の上からはハンググライダー、パラグライダーなどのスカイスポーツも楽しめる。パラダイスラブを含めて周りは全てフィールドスポーツのゲレンデになることは言うまでもない。どんなスポーツでも楽しめる環境と言えるだろう。
 私は社会から隔絶したコミュニティーは好まない。むしろ社会に影響を与え、社会をコミュニティー側へ引き寄せ、社会を変えて行ければ良いと思っている。したがって近くの町キキ、ライラ、すこし離れるがシティーを通して、外の社会とのつながりは重視したい。
 選んだ土地、パラダイスラブをどう使って行くかはこれからの楽しみであるが、まずはパラダイスラブの中心、楽園生活研究所の建物を建てなければならない。
次回は建物についてのレポート。